第3回大家塾 2012年4月14日(土)
「北海道スタイル、シェアハウスBUIE学園前 成功への道」
今回はBUIE学園前を企画・運営し見事に成功した、
オーナーのマッシブ札幌代表川村健治氏にお話を伺います。
シェアハウスとは、簡単に言うと昔の下宿のような間取りで
入居者は基本的にはプライベートな居室で生活しますが、
リビング・キッチン・トイレ・洗濯機・お風呂などは共同で利用し、
食事は基本的に各自で行い生活するというものです。
それって「東京の話でしょ!」って思う方も多いかと思います。
かく言う私も同じ意見でした。
札幌の単身者賃貸市場は、家賃下落と空室に悩まされ、
「シェアハウスなんて札幌で上手くいかない!」
と勝手に思い込んでいました。
ところが、札幌であるシェアハウスのオーナーにお会いして、
その物件の見学に行きって来たのですが、
はっきり言って「目からウロコ、これは凄い!」となった訳です。
その名も「BUIE(部家)学園前」
物件の家賃はいくらだと思いますか??
例えば、14.6㎡のお部屋がなんと! 42000円です。
お部屋に水周りも何も無いお部屋だけでこの家賃です。
プラス共益費として5250円/月と水道光熱費として実費がかかります。
先日、クライアントの依頼で、空室の家賃調査のために
南郷の駅付近の仲介会社を廻りました。その時は凹みました。
1ルームのお部屋の募集賃料が15000円とかですよ!
そんな世界とは無縁の募集家賃です。
しかも、物件はリノベーションしているとは言え1965年築のビルで、
なんと築後47年も経過しています。
そんな物件が、7.51㎡で21000円から13.58㎡で45000円という金額で募集ですので驚きです。
ただ「シェアハウスですよ!」ではこの家賃では通用しません。
シェアハウスの募集は一般の賃貸の募集方法とは大きく異なり殆んど
ツイッター・フェイスブック・ホームページからの募集となるようです。
見学会の時には入居者募集戦略として若手アーティストの作品展示や、
パーティー等を開催し世界づくりを優先。
とても一朝一夕では真似のできないストーリーを作り
大きな価値を提供しています。
しかし東京などでもシェアハウスは増えて来て
すでに選別の時代に入っております。
形だけ真似した物件は、どんどん埋まらなくなるという現象が起こってきています。
しかしこのBUIEは、私達にとって大きなヒントが隠されていると思います。
是非、新たなビジネスの潮流を川村オーナーから感じ、
自らの物件運営のヒントに致しましょう!!
参加者の声
人のきずなを求めるのは震災以降という言葉に強く感動しました。
また、頑張れば頑張るほど価値が高まるという姿勢にエネルギーを感じました。
札幌市 A,T 様
私は以前から賃貸物件そのものの価値だけではなくて
街全体の活性化に大家が取り組むべきではないかと思っていました。
川村さんはまさにその地道な一歩。
これは単に大家ではなく川村さんは「市街地活性課長」です。
札幌市 A,T 様
川村さんのエネルギーが背中を押してくれそうです。これからアパートや
マンション購入の際、広い視野で運営していく必要性を知りました。
とても参考になりました。
札幌市 A,T 様
やはり物件にはコンセプトが大切で、入居したいというお部屋作りや工夫が
大切だと思いました。オーナーの熱意が大切ですね。
札幌市 Y,K 様
以前から興味がありましたが、実態がよくわかり大変参考になりました。
共用スペースの清掃など、きちんと管理されていること
いろいろな入居者への配慮や環境づくりが大切だと思いました。
住みたいと思う方々が増えていることを知りました。
札幌市 Y,K 様
気になっていたシェアハウスのことがわかりやすく、身近に感じました。
札幌でも今後は増えていきそうなので、早く情報が聞けてよかったです。
物件や入居者への考え方は普通の賃貸経営でも参考になる事がいろいろありました。
札幌市 Y,K 様
コミュニティの大変さ。コミュニケーション能力が高く好きでないとなかなか厳しい。
自分にはできないと思いました。
また簡単にはできないし、マネできるものではないと感じました。
札幌市 K,R 様
いろんなアイデアがあり、その中でコミュニティーという考え方は
シェアハウスのみならずアパマン経営にも生かせると思います。
札幌市 I,N 様