第69回北海道大家塾はイベント開催制限を遵守し、コロナ感染拡大防止対策を行なった 会場セミナーに50名、You Tube ライブ(限定公開)同時配信によるWEBセミナーには 60名の計110名参加の中で開催されました。
第一部では 、昨年も講師としてご登壇いただいた仙台大家の会 現地世話人である菅原 貴博さんに「初心者向けのお話とシミュレーションと収益改善」というテーマでお話いただきました。
第二部では 全保連株式会社 法人営業部の齊藤 竜太 さんを講師にお招きし、保証会社という立場から見た近年の不動産業界の実情と、賃貸オーナーをサポートする家賃保証というシステムに関してお話いただきました。
第一部: 『初心者向けのお話とシミュレーションと収支改善』
~ 大家になることが目的ではない!
昨年9月にも北海道大家塾の講師としてご登壇いただいた菅原さん。
「前回、時間の都合でカットしたら『聞きたかった!』という感想をたくさん頂いた内容をお伝えします (笑)」と大きな反響のあったのが、今回のシミュレーションや収益改善についてのお話でした。
「不動産投資に関する話と言えば、多くの人は手法から入ります。そして、大怪我するのが、『とりあえずやってみたい』という考えで、始めてしまうことです」
北海道大家塾の理念でもお伝えしている通り、大家業は事業であり大家さんは経営者です。
経営を行なう以上で避けては通れない「数字」の大切さを、菅原さんはこんなひと言から語り始めました。
「大家さんになる、不動産投資をすることは、あくまで「手段」です。その『目的』は何か?
をまずは考えることです」
「次に、何年後にいくらまで収入増やしたいのか?という『目標』を明確にしないと、
現実的ではない計画を立ててしまった上に、チグハグな手段を選んでしまうことになります」
『仙台大家の会』は、菅原さん自身が東北6県にわたる大家さんのコミュニティとして2008年に立ち上げられました。入会金も年会費もなく、敷居の低い緩やかな大家さんのネットワークとして活動しているため、毎年30名ほどの大家さんが入られるそうです。
様々な経験を経て、菅原さんは大家さん予備軍の方々に向け、特に伝えたい大切なことをまとめた配布用の資料を作成。それが、「初心者向けのお話」として語られるポイントを教えていただきました。