第一棟目の室蘭の物件を購入したのが、2008年(平成20年)9月22日でした。
そして次に購入したのが小樽市緑の8階建てファミリー向けマンションでした。
この物件の購入は2009年(平成21年)9月でしたので、一棟目の取得から約一年後となります。
その1年の間にも当然ながら、物件探しは続けていて、また自分自身の将来や投資スタイルについても考えて、確立していった時期でした
そこで2棟目の小樽購入までの間の期間についても書いておきたいと思います。
前回お話したように第一棟目の室蘭の新築で消費税還付を行うために、当時浦田健さんをネット上で知りました。
そしてその浦田さんがいよいよ始めたのが、2008年12月に設立した「大家検定」でした。
そして2009年の4月から始まる、そのコンサルタント養成講座にどうしても参加したくなり、東京に行くことにしたのがこの時です。
東京まで勉強しに4月、5月、6月のそれぞれ2泊3日で行きました。
そして様々な業者さんや大家さんに会い、思いっきりカルチャーショックを受けたのでした。
「もう新築のアパートばっかりを売ってる場合ではないな」と思ったのが、最初の参加後の感想です。
また同時期に北海道の不動産投資家の有名人「加藤ひろゆき」さんにも出会い、当時行われていた「図面舞踏会」にも参加させて頂きました。
「図面舞踏会」とはお互いに持ち寄った物件資料等を見せ合うという、今の大家の会の原型のようなものです。
その会が行われていたことを知り、私は「業者ですが、オーナーですので参加させて下さい!」とメッセージを送り参加させて頂いたりもしました。
この頃は、こういう会に参加する時には「業者」であることが、自分としてはその場に居づらい感じでした。
そして私が参加させて頂いた「図面舞踏会」には、今をときめくスーパーカー王子こと佐藤さん等々、そうそうたるメンバーが今考えると同席していたのでした。
そこでのやり取りや会話を聞くと当時の私には本当にもうビックリするような内容で、常識の違いを思い知ったのでした。
私の知っているオーナーというのは、知識が少なく、言い方は悪いですが、業者がその人を料理するというような感じで完全に業者が主導でした。
また、特に新築物件を前職の会社から購入するオーナーの多くは、「常口が建てて、常口が管理するのだから、空室なんて考えなくてもいいでしょ」という人が大半でした。
また逆に言えば、それがセールストークでしたので、そのようなオーナーが集まったのでしょうし、もっと言えばそうしてしまったのかもしれません。
しかし「図面舞踏会」に参加するメンバーは、シャレの効いた会の名前とは違い、いかに上手く業者と付き合い情報を取得し、オーナー主体でお話を進めるのかを真剣に取り組んでいました。
このような大きな外部環境の変化と刺激によって私の方向性も、「大家検定」を利用してもっと仕事の成績をあげたいという意識から、「大家検定」の内容を普及させたい!というふうに、大きく意識が変わっていったのでした。
こうなってくると、「独立しなければ」という大きな意識転換が図られ、その気持の決意とともに、物件を大至急探すという事になったのでした。
一棟目を2008年9月に新築物件をやりましたが、私が独立を考え始めたのが2009年4月位でした。
そして独立するのが2010年1月です。
それから、新築を無理して建てたとしても間に合わないので、初めて中古の物件を探すということになったのです。
しかしながら、私は中古収益物件をそれまで見たことも、仲介もしたことがなかったんです(笑)
つまり私は建築営業専門で、知識と意識が偏っていたわけです。