私が「北海道大家塾」を開設したのは次のような理由からです。
ちょうど2010年1月に会社設立を致しましたが、独立するまでの15 年以上、建築・不動産の営業として不動産に関わってきました。
何件もの建築・売買に携わって来た中で、感じることがあります。
それは、不動産・建築という高額な物を扱っているにも関わらず、そこに関わる人達の多くは、あまりにも勉強不足だという現実です。
そして建築工事を取る事でしか利益を上げられない会社なら、お客様にご相談されたとしても、建築を取れるように話を持っていくしか無いのです。
私が過去にアパート建築にたずさわった大家さんの経営が厳しくなり、苦労しているという噂を聞きました。
自分の仕事に疑問を感じていた時に、私の師匠、浦田健さんの、この言葉に衝撃を受けました。
「あなたがもし営業マンだったら、大家さんには、夢ではなく現実を語ってほしい。
なぜなら、すべての責任は大家さんが負うことになるからだ。
あなたが夢を語って、アパートを受注する限り、ダメな経営者をたくさん製造していることに早く気付いてほしい」
この言葉で独立する事を決めたのでした。
そして
「北海道でアパ・マン経営の事を本当に相談できる窓口となりたい」
「北海道でアパ・マン経営の事を本当に相談できる窓口となりたい」
との思いでオーナーズビジョン株式会社を設立しました。
大家業を取り巻く環境は、悪化の一途をたどっていくと予想されます。
一昔前は、入居者が、「我慢してもそこに住む」などのように、大家さんは本当に何もしなくても満室でした。
まさに建てれば入る、そんな部屋不足の時代。
しかし、現在は部屋余りの時代。
「満室経営をしている大家さんは素晴らしい!」
と他の大家さんから尊敬される時代です。
と他の大家さんから尊敬される時代です。
特にこれから本格化する人口減少はさらに空室率を増大させる原因となります。
札幌市は特に全国平均よりも遥かに高い空室率を表しています。
このように賃貸市場の需給ギャップが拡大していく環境の中で、オーナーが健全な賃貸経営を続けていくためには、実践的な知識を自らが学び、関係業者と連携を図りながら経営に取り組むことが大切です。
具体的には、現場において既に成果のあがっている実践ノウハウを体系的に習得することによって、いかなる環境下においても、健全な賃貸経営を実現することが可能です。
賃貸経営は事業経営であり、サービス業であるという事を前提に考えて、いかに行動、思考するのかが、アパ・マン経営を成功させる鍵では無いでしょうか?