確定申告の調整というと、真っ先に思い浮かぶ事は小規模企業共済への加入です。
皆さん、加入していますか?
もし利益予想が立っていて加入されていないのでしたら、ご加入をお薦めします。
小規模企業共済は月々の掛金が1,000円~70,000円の範囲内で選ぶ事が出来ます。
払込も「月払い」「半年払い」「年払い」から選ぶ事ができます。
また、個人のアパート経営事業者は、本人と共同経営者の2名まで加入することができます。
共同経営者として認められるには、以下の二つの条件を満たす必要があります。
1. 事業の経営において重要な意思決定をしている。
または事業に必要な資金を負担している。
2. 事業の執行に対する報酬を受けている
この2つの条件を満たすなら、例えばご自分と奥様に加入させることができます。
例えば7万円×12ヶ月=84万円でお二人掛けると、168万円の全額が「小規模企業共済等掛金控除」として掛金から控除できます。
仮に課税される所得金額が400万円の方で、掛金を月3万円お支払いしていた場合を考えると、
年間36万円の支払いに対して10.8万円の節税になるそうです。(約3割)
しかも掛金を一定期間支払うと、掛金の範囲内で70%-90%の貸付も低利でしていただくこともできます。
ちなみに加入期間が最低 1 年以上で132ヶ月(11年)までは70%の貸付になるそう
です。
貸付期間が100万円までが12ヶ月まで。
300万円までが24ヶ月。
500万円までが36ヶ月の期間上限となります。
途中解約の解約手当金は、11ヶ月以上で掛金の80%。
91ヶ月だと81.25%。
247ヶ月で100.25%となりますので、長期に払込をしないと損になりますが、節税できる税率が上記の例ですと30%ですから、節税にはなりますね。
年払いだと、今年の分全額を支払うことができて、全額控除対象額に参入できますので、検討してはいかがでしょうか。
ただし、ケースによっては異なる場合もありますので、詳しくは専門家にご相談ください。
物件をまだまだ買い進めている方は、自己資金としては、すぐに出せませんのでその辺りは要検討して下さいね。