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不動産オーナー様へ!マンションのエレベーター種類をご紹介

不動産オーナー様へ!マンションのエレベーター種類をご紹介
お役立ち情報

マンションの共用設備で欠かせないものとなっているエレベーター。築年数の古いマンションでは設置されていない場合もありますが、最近のマンションでは、バリアフリー化に伴い、エレベーターも増加傾向にあります。そこで今回は、エレベーター設置基準やエレベーターの種類(駆動式)について紹介します。

□エレベーター設置基準について

エレベーターは、人または物を運搬する昇降機で「かごの床面積が1㎡を超え、又は、天井の高さが1.2mを超えるもの」と定義されています。建築基準法で「昇降機」に分類されます。

設置基準としては、高さ31メートル超の建物には、非常用の昇降機を設けなければならないと建築基準法に規定されています。非常用の昇降機とは、火災時に消防隊が消火作業および救出作業に使用され、平常時は、乗用エレベーターや人荷用エレベーターとして使用されます。

ただし、高さ31mを超える部分であっても次のものは、設置不要となります。

​​​​階段室、昇降機その他の建築設備の機械室、装飾塔、物見塔、屋窓その他これらに類する用途に供する建築物
各階の床面積の合計が500㎡以下の建築物
階数が4以下で床面積の合計が100㎡以内ごとに防火区画されている場合
主要構造部が不燃材料で造られ、火災発生のおそれが少ない場合

一方、高齢者の居住の安定確保に関する法律では、高齢者が良好な環境で生活できるよう3階建て以上の共同住宅(サービス付き高齢者向け住宅)に、エレベーターを設置することが定められています。法律以外でも地方公共団体が条例によって「◯階以上の建築物には、エレベーターを設置すること」と定めているケースもあります。

□エレベーターの種類(駆動式)を紹介

*ロープ式

駆動方式は「ロープ式」が一般的になっており、ロープ式は「トラクション式」と「巻胴式(ドラム式)」に分けられます。

トラクション式の機械室ありタイプは、かごと釣合いおもりをロープでバランスさせ、上部に取り付けた巻上機で効率よく駆動する方式です。低層ビルから超高層ビルまで幅広く使用されています。トラクション式の機械室なしタイプは、北側斜線制限・日影規制の影響がなく、建築上部に荷重がかからないので、昇降路を自由に設計できるタイプです。

*油圧式

油圧式エレベーターは、油圧パワーユニット、油圧ジャッキ、圧力配管から構成されています。直接式、間接式、パンダグラフ式の駆動方式に分類されています。

直接式は、プランジャーがかごの真下に直結し、昇降を行います。間接式は、油圧ジャッキの先端に設けられた滑車のロープを介して、間接的にエレベーターの昇降を行います。パンタグラフ式は、アームと油圧ジャッキにかごを昇降させるものです。

□まとめ

ここでは、エレベーター設置基準やエレベーターの種類(駆動式)について解説しました。エレベーター設置基準は、建築基準法や地方公共団体の条例によってそれぞれルールが異なります。エレベーターの種類(駆動式)は、ロープ式や油圧式がありますが、ビルやマンションでは、ロープ式が一般的となっています。

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この記事の著者

原田 哲也

大学卒業後上場ハウスメーカーにて個人住宅の建設営業として約7年間従事した後、札幌のアパート建設専業メーカーでは地主さんの土地活用・アパート建設、北海道有数の賃貸仲介会社で新築投資アパートの企画、販売に従事するなど建築・不動産業界でキャリアを重ねる。

様々な大家さんと出会う中で、「本当に大家さんの立場に立ったアドバイスや提案を行おう!」と決意し、2010年1月オーナーズビジョン株式会社を設立。

現在は不動産・賃貸経営に精通したコンサルタントとして、クライアントの利益を最優先する土地活用、投資用不動産取得サポート、不動産実務検定の講座開催等、北海道の大家さんのバックアップに尽力する日々を送っている。

また、サラリーマン時代に不動産投資も開始。現役の大家でもある。

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