第一部:繁忙期前必見!数字や具体例で見る。決まる物件、決まらない物件。
~大家さんが自らできるポータルサイトの活用のコツ!
北海道は問い合わせ率、内見率は低いが、内見した後の成約率が高いのが特徴です。たとえば、「雪が降ると内見が面倒だ」などと、入居希望者は思いやすいのかもしれません。
この点は客観的に見て広告の見せ方に課題があると思います。『物件の良さを伝えきれていない』など、広告の表現に工夫の余地がありそうです。
2020年12月15日にリリースし、全国で2000室を超える空室のポータル掲載を行なってきた賃貸オーナー向け
募集支援サービス『ECHOES(エコーズ)』。
〇これまで不動産会社からの入稿でしか掲載できなかった「SUUMO」などの大手ポータルサイトへ、賃貸オーナーが直接入稿できる。また、掲載後の反響状況も、より具体的に把握することができる。
〇入稿する掲載情報も、賃貸オーナーが簡単に作ることが可能に。
〇自主管理物件、管理委託物件のどちらにも対応可能。
〇問い合わせがあった場合はECHOESの提携会社が内見会から重要事項説明まで行い、サポート。
※ただし物件の管理業務や元付業務は行わない。
など、画期的なサービス内容に、リリース後は全国で大きな反響を呼びました。
北海道では札幌市を中心に掲載を行なっているそうですが、「特に北海道は、東日本エリアでも積極的にご利用いただいています」とのことでした。
そして今回2021年2月から7月の期間を集計した結果、ECHOES(エコーズ)を通じた物件情報の掲載で、以下のような効果がより具体的に見えてきたそうです。
実際にECHOESで決まる物件で、成約が決まるまでの期間はどのぐらい?
① 2週間以内で20%、約1か月以内で決まる物件は約50%
② 2か月以内で約80%
③ 3か月程度で決まる物件は、ほぼ成約がまとまる
「だから、ポータルサイトから物件情報の掲載を早く落としてしまうのは逆にもったいないです」
「まずECHOES(エコーズ)だけで2週間、募集してみるという方法はオススメです!」
ECHOESを通じた掲載の結果、物件の成約数は実際どのぐらい決まるのか?
① 問い合わせが入る物件は約6割
② 問い合わせが入る物件のうち約6割には内見が入る
③ 内見が入れば、約4割が成約する
― 仮に掲載数を100件とすると、その中で12件は成約になる
「エコーズは、あくまで単なるツールです。成約は商品となる「お部屋がどうか?」に左右されるため、『出せば決まる』という魔法ではありません」
このようなポータルサイトへの掲載や広告をきっかけに、「募集活動で考えるべき重要なポイント」を多くの根拠にもとづいて学び直す、貴重な機会となりました。