この情報を私は見た時に結構な衝撃とともに興奮しました(笑)
ペット可では無く、猫付きですよ!
この「猫付きマンション」を企画したのは、NPO法人「東京キャットガーディアン」代表の山本葉子さん。
イベント会社の経営者である山本さんご自身も、もともと猫が好きで当初は保健所・愛護センターに保護された殺処分の恐れのある猫たちを個人で引き取り、里親探しをおこなう『個人シェルター』の役割を担ってきました。
しかし、年々保護猫たちが増えてきたことからNPO法人化を決意。
2008年に「東京キャットガーディアン」を立ち上げ、大塚と西国分寺に猫シェルターを開設し、猫たちの里親探しに尽力していたそうです。
山本さんによると、猫カフェを運営する企画や、福利厚生の一部として猫をオフィスに貸し出す企画もあったそうだが、最終的に「個人の生活空間こそが“世界で一番小さな保護シェルター”」だという結論に達し、賃貸マンションとのコラボレーションがスタートしたといいます。
「猫付きマンション」の企画を発案した山本さんは、その企画に協力してくれる賃貸マンションオーナーを探し始めました。
「まずは“ペット可”を謳っている賃貸マンションのオーナーさんに、企画意図をご理解いただき「東京キャットガーディアンと提携する猫付きマンション」として入居者を募りました。
すると、マスコミの注目を集めたこともあって、“猫を飼った経験はないけど、期間限定で良いなら一度飼ってみたい”とか、“猫が大好きだけど、転勤してしまう可能性があるので気軽に飼うことができなかった”といった方からの問い合わせが各物件に殺到しました。
また、「猫付きマンション」を謳うことによって“オーナーさんが猫に対して理解がある物件なんだな”ということが周知され、すでに猫を飼っている方から入居希望の問い合わせが増えたケースもあり、即日満室になってしまった物件もあったそうです。
「猫付きマンション」の賃貸契約を希望する場合は、同時に「猫の生体貸与契約書」を交わすことになるそうです。
その際、契約者に</spa n>猫の里親としての適性があるかどうかを「東京キャットガーディアン」の担当者が面接して審査をおこなうという事です。
その審査をクリアした後に、シェルターで猫たちと対面し、数多くの猫たちの中から“一緒に暮らす猫”を一匹選び出し、晴れて「猫付きマンション」での新生活がスタートする流れになっています。
転勤など引越しのため、やむなくマンションの賃貸契約を解約する場合は、「猫は基本的に「貸与(レンタル)」ということになっているので、解約と同時に「返却」することになっているそうです。
ただし中にはシェルターで出会った猫に一目惚れして『譲渡契約』を交わした飼い主さんもいます。
「貸与契約」ではなく「譲渡契約」を交わした場合は「猫付きマンション」から引っ越した後も、ずっとその猫と一緒に暮らすことができるそうです。
NPO法人東京キャットガーデンが運営するしっぽ不動産のホームページにはこのように記載されています。
猫付きマンションとは….
「猫との生活を夢みている!」御入居者さん
「マンション経営で猫の助けになりたい!」大家さん
成猫の保護場所を作って沢山救いたい!」保護団体
の三者がハッピーになれるシステムです。
☆猫を飼うのが初めて
☆転勤が多くて心配
☆高齢なので猫と暮らしたくても…
色々なケースがありますが、飼育を希望される方は面談の上、所有権ではなく一時保護の場所として東京キャットガーディアンの猫をお選び頂く事が出来ます。
また、入居者さんのインタビューがでていましたが、そこでこんなことを言っていました。
「今回、引っ越しをして改めて感じたのですが、『ペット可』を謳っている賃貸マンションの中でも“犬はOKだけど、猫はNG”という物件がとても多かった。猫はクロスや柱でツメを研ぐから部屋が汚くなるとか、外へ勝手に出かけてご近所におしっこをしたりしてトラブルになるとか、そういうイメージをお持ちの方が不動産業界にはとても多いんだなと感じました。」
オーナーや不動産会社が「猫を飼育することへの理解」をさらに深めれば、「猫付きマンション」に続く新しいコンセプト賃貸マンションの展開が待ち受けているかもしれませんね。
また「猫は環境の変化に弱いので、猫のストレスを考えると他の物件へ引越しをしようとはなかなか思いません。これは、マンションのオーナーさんにとってもメリット大だと思います(笑)」とこんなこともお話しています。
私もこの記事を拝見した時に、興奮して何人かの大家さんにお話した記憶があります。
まさに発送の転換ですね。
東京キャットガーデンさんでは、猫付きマンションの勉強会も開催しています。
東京ですが、私も機会を見て参加してみようと思います!