マンションやアパートを契約する方のほとんどがインターネットを利用しています。賃貸検索サイトでは、「インターネット月額無料」 を検索条件にできるところも増えてきており、インターネットを快適に使用するためのWi-Fi環境が重要となってきております。そこでこの記事では、インターネット接続時に必要なWIFIの種類についてご紹介していきます。
□Wi-Fiには、2種類の周波数がある?
Wi-Fiの電波には「2.4GHz」と「5GHz」の2種類があります。この2種類は、Wi-Fiで利用できる電波の周波数帯域のことで、それぞれの帯域に特性があります。
2つの種類の特徴について見ていきましょう。
・「2.4GHz」の特徴
遠距離の場合や別の階から接続、壁や床などの障害物に強く、遠くまで電波が届きやすい特性を持ちます。WiFiが使える機種は、2.4GHz帯に対応しているものが多いですが、電子レンジやIHクッキングヒーターなど、ほかの電波を出す機器からの干渉を受けやすいとされています。
無線規格:11ax/11n/11g/11b
・「5GHz」の特徴
2.4GHzと比較してより高速な通信が可能で、11ac対応機器であれば、高速通信が可能なのが5GHzの特徴です。
他の製品と干渉することがなく、通信が安定していますが、壁や天井などの障害物に弱く、通信距離が長くなると電波が弱くなります。つまり、周波数が大きいほど移動できる距離が短くなり、通信速度が弱まった場合は、電波が届きやすい場所を探してルーターを配置する工夫が必要です。
無線規格:11ax/11ac/11n/11a
□Wi-Fiルーターは2種類ある?
次にWi-Fiルーターについてご紹介していきます。
Wi-Fiルーターとは「無線LANルーター」とも呼ばれ、パソコンやスマートフォン、ポータブルゲーム機など、 無線でインターネットに接続するための機械です。
Wi-Fi規格の主流は「11ac」(正式名:IEEE802.11ac)で、次世代高速規格は「11ax」(正式名:IEEE802.11ax)と言われております。
Wi-Fiルーターには、大きく分けて「据え置きタイプ」と「モバイルタイプ」があると言われており、各特徴についてご紹介していきます。
・据え置きタイプ
「据え置きルーター」「ホームルーター」とも呼ばれ、一定の場所に設置するタイプのWiFiルーターです。工事なしでコンセントに差すだけで利用できるのが特徴といわれ、大きなアンテナを持ったタイプから、コンパクトサイズまで多種多彩な種類があります。コンセントに繋げる必要があるので持ち運びはできず、価格相場は3,000円から20,000円程度まで幅広く販売されています。
・モバイルタイプ
携帯電話会社の3GやLTE回線等の電波を使って、インターネットに接続することができるタイプです。バッテリーを内蔵し、工事不要、小型かつ軽量で、電波さえ届けばどこでも使える利便性の高いのが特徴です。au、ドコモ、ソフトバンクの3大キャリアは、モバイルWi-Fiルーターを提供しています。
価格相場は、3,000円~20,000円程度ですが、左記に加えて月々の回線利用料金がかかります。通信速度は、据え置きタイプの方が早いと言われております。
□まとめ
本記事では「無線LAN(Wi-Fi)」の周波数から「Wi-Fiルーター」の種類まで解説しました。Wi-Fiについては、性能から規格、料金まで様々な特徴を比較検討しながら、マンションに最適なネット環境を選ぶことが大切です。