第67回北海道大家塾は、3月27日(土)に札幌駅最寄りの北農健保会館にセミナー会場を設け、You Tube ライブ(限定公開)との同時配信にて開催しました。
第一部
『私たちの地域の魅力を見つけよう!(3代目大家の取組み)』~ 賃貸不動産オーナーが手掛ける 地域のコミュニティづくり
第二部
『バンドマンが滞納400万円超えの築古アパートを相続してみた! 』~ ロックバカ息子の相続体験記
第二部は、当社・オーナーズビジョン株式会社 不動産営業部 課長の高瀬 洋一郎が登壇。二代目大家として相続した後の失敗談や実体験を赤裸々に語らせていただきました。
【第ニ部】
「一番大切なのは、常にコミュニケーションを取り合うことです。」
高瀬は自らの相続体験で気づいた最も大切なことを、そんな言葉で語りました。
大学卒業後、一度は信用金庫に就職するも「音楽でメシを食っていきたい」と3年後にロックスターを目指し脱サラした経験のある高瀬。
大反対する両親とは、ほぼ縁を切るような関係となっても「成功するまでは札幌に戻れない。東京で骨を埋める!」と上京し、住み込みの新聞配達をしながらロックバンドを結成して音楽活動を開始。
お金は無いが「不動産なんてロックじゃねえ」と思い、全く興味が無かった。
高瀬は当時の自分を振り返りながら、率直に語りました。
そんなロックバカ息子だった高瀬が札幌に戻ってきたのは、上京してから10年後のこと。
「相続」が理由でした。CD8枚をリリースし、日本最大の野外音楽イベントのフジロック・フェスティバルに2度の出演を果たすも、バンドを脱退しプロとしての音楽活動にピリオドを打ったのは、親が所有する賃貸物件を相続するためでした。
「そして何より「ありがとう」の気持ちを表現し、伝えることが大切だと思います。」
いつも近くにいる家族だからこそ、普段からお互いの思いや考えを話し合い、理解し合う。
近くにいてくれること、思いやってくれることに感謝の気持ちを示す。
日頃から家族の中で思いやるコミュニケーションを取ることが、結果的に「争族」に
ならない「相続」へとつながる。高瀬が語る相続体験記は、そんなメッセージをお伝え
する機会にもなりました。