不動産オーナー様で、家の玄関ドアの鍵をどのようなものにしようかお困りの方はいらっしゃいませんか。家の玄関ドアの鍵にはいくつもの種類が存在します。
そこで今回は、不動産オーナー様に向けて家の鍵の種類と交換が難しい鍵についてご紹介します。
□鍵の種類について
*シリンダー箱錠
こちらは、建物の出入り口で最もよく見かけるドアの鍵でしょう。ドア内側のつまみや鍵穴を回して施錠すると、扉の側面から金属の棒が出てきて扉を開かないようにします。
*プッシュプル錠
こちらは気圧差を利用してドアを施錠してくれるものです。シリンダーと取っ手が一体となっておりシリンダーが2つついているツーロック型のものは、家の玄関ドアによく見られるタイプです。家の中で換気扇を使用していたり、外が強風だったりする場合に、ドアが開けづらいという思いをしたことがありませんか。プッシュプル錠であれば、そうした問題を解決してくれるでしょう。
*ディンプルキー錠
ディンプルキーは防犯性に優れている鍵といわれております。
ディンプルキーの名前にある「ディンプル」とは「くぼみ・えくぼ」という意味です。
鍵穴の中の形状に関しては、一般的なものとほぼ同じ仕組みで、複数のピンの形状と鍵の形状が合致し、解錠します。
ピンの本数が多くなると、ピッキングは難しくなるため、ディンプルキーは、防犯性が高い鍵といわれているのです。
*シリンダー円筒錠
こちらはトイレなどの室内のドアで使用されることの多い鍵です。ドアノブの真ん中に鍵を差し込むタイプのものです。ドアを施錠するときは、内側からドアノブの真ん中にあるボタンを押すだけでロックされます。
*インテグラル錠
こちらも勝手口やトイレでしばしば見られる鍵です。古いアパートの玄関ドアにもこちらの鍵がついていることもあるでしょう。これも、ドアノブの真ん中に鍵を差し込んで施錠します。
*チューブラ錠
こちらもトイレなどの室内ドアに使用されることの多い鍵です。防犯性は低いため、室外と室内をつなぐ出入り口に使用するのはおすすめできません。シリンダー円筒錠のように、ラッチの動きを固定することで施錠します。
□交換するのが難しい鍵の種類について
ここまでは鍵の種類についてご紹介しました。
これらの鍵は、部品さえあればご自身で鍵交換することも可能ではあります。
しかし、以下の2つは鍵交換に長けている人でないと交換が難しいタイプになります。
*電子、電気錠
こちらは、マンションのオートロックにも使われている鍵です。開錠には、暗証番号を使用したり、カードを使用したり、指紋を使用したりとさまざまです。シリンダータイプの鍵ものから電子錠に交換する場合は、ドアに穴を空けて図面を見ながら加工する必要があるため、初心者には難しいです。また、オートロックでは配線工事が求められることがほとんどですので、取り付けはプロの業者に依頼するようにしましょう。
*キーレス錠
こちらも電子錠と同じように暗証番号を使用して開け閉めを行います。電子錠と異なる点は、鍵が存在しないことです。例えば、電子錠や電気錠はカードを鍵とするタイプもありますが、キーレス錠は暗証番号のみであることが多いです。こちらもシリンダータイプからの交換は電子錠と同じく穴あけ加工が必要とされるため、プロを頼るようにしましょう。
□まとめ
今回は、不動産オーナー様に向けて家の鍵の種類についてご紹介しました。
不動産オーナー様は、安全性と鍵の交換のしやすさなどを考慮して物件の錠前を選定してください。鍵の防犯性やセキュリティについて気になることがあれば、お気軽に当社までご相談ください。