マンションに住む場合は、広さや間取り、設備などを見ながら選ぶ方も多いと思います。それ以外にも「天井高」を知っていれば、メリットになるケースも多くあります。しかし「天井高はどんなメリットがあるの?」などと気になる方も多いのではないでしょうか?今回は、天井高の標準的な高さやメリット・デメリットについて解説します。
□マンションの天井高の標準的な高さ
居室の天井高は、建築基準法施行令21条で「居室の天井の高さは、二.一メートル以上でなければならない。」と規定されています。しかし実際には、2,400m程度が一般的となっています。
2016年東京カンテイ「 主要圏域別新築マンション構造スペック調査結果」によると、首都圏の新築マンションでは、平均約2,400m〜2,500mです。築年数が古いマンションでは、築年数が浅いマンションより天井高が低いケースが多くあります。従来型のマンションでは、天井高が2,300m程度の物件も少なくありません。
天井高が低い物件では圧迫感があり、窮屈に感じる場合もあります。一方、建物の最大の高さは、用途地域や都市計画などで上限が定められています。とはいえ、天井高は10cmほど違っていたとしても開放感が異なります。
□天井高が高めのマンションのメリット・デメリットとは?
*天井高が高めのマンションのメリット
・開放感がある
天井高が低くなってると閉塞感や圧迫感を感じることが多いでしょう。天井高が高めであれば、家全体に開放感を感じることができます。
・高級感がある
天井高が高い家は、オシャレでインパクトのあるシャンデリアを設置することも可能です。
海外では、大きなシャンデリアなどが設置され、高級感ある家も多く見受けられます。
シャンデリア以外にも大きな家具を設置しても圧迫感を感じにくいでしょう。
・採光を取り入れられる
天井高であれば上部に窓を設置することが可能です。高窓(ハイサイドライト)を導入すると、明るく快適な家となるでしょう。
*天井高が高めのマンションのデメリット
・電気の交換が難しい
天井高の家で電気の交換をする際は、交換が難しく、場合によっては電動昇降機を取り付けるケースもあります。
・冷暖房効率が悪い
天井高の家は、冷暖房が効きにくいと感じる場合が多く、光熱費が高くつく可能性があります。
□まとめ
今回は、天井高の標準的な高さやメリット・デメリットについて解説しました。天井高の標準的な高さは、2,400m程度が一般的です。高級感や開放感を感じることができますが、冷暖房の効率が悪いケースもあるため、ライフスタイルに合った天井高の物件を探すと良いでしょう。