マンションなどで使用する防犯カメラは、不審な人物やストーカー被害を未然に防ぐアイテムとして活躍します。しかし、防犯カメラは壊れていれば、犯罪抑止効果がなくなってしまうため、日頃のメンテナンスも必要です。今回は、防犯カメラの耐用年数や長く使うために必要なことなどについて解説します。
□防犯カメラの耐用年数とは?
マンションなどにある防犯カメラは通常、24時間365日稼働しています。不審な人物や犯罪などを未然に防ぐアイテムとして欠かせないものです。しかし防犯カメラが壊れていれば、犯罪を防ぐことができず、経年劣化による寿命もあります。防犯カメラの耐用年数は、使用環境や使用頻度、メーカーなど、さなざまな状況により異なりますが、一般的な目安として6年程度です。
とはいえ、実際には5〜10年程度となっています。10万円未満の防犯カメラは、少額減価償却資産として一括処分も可能です。一方、防犯カメラの保証期間は、メーカーにより異なりますが、5年程度が一般的となっています。
□防犯カメラを長く使うために必要なこと
防犯カメラを少しでも長く使用するためには、設置場所がポイントとなります。精密機器であるため、設置場所を誤ると故障の原因になることも少なくありません。たとえば、屋外の設置で直射日光などの温度が上がりやすいところや温度が低く寒い場所などは注意が必要です。
また、配線に水滴が付着するなどで壊れる場合もあります。最近の防犯カメラは、ハードディスクに録画するタイプが主流になっています。消耗品であるため、一定の録画時間で寿命になることがほとんどです。24時間365日利用するということは、それだけ負担がかかりますが、録画時間3万時間ほどで寿命になると言われています。
□防犯カメラはメンテナンスが大切
防犯カメラは、決して安いものではありません。定期的なメンテナンスを行うことで長持ちする場合もあります。防犯の観点からも、日頃からカメラレンズの状態やハードディスクの録画時間、角度の見直し、配線の状況などを確認することが大切です。また、業者にメンテナンスを依頼する際は、実績が豊富で具体的な料金を提示してもらえるところが良いでしょう。
□まとめ
今回は、防犯カメラの耐用年数や長く使うために必要なことなどについて解説しました。防犯カメラの耐用年数は、一般的に5〜10年程度です。長く使うためには、設置場所の確認や定期的なメンテナンスが必要になります。業者に依頼する際は、複数のところに相見積もりを取り、具体的に料金を提示してもらいましょう。