マンションでインターネット設備を導入する場合、どの種類にするのか迷うことってありますよね?
入居者の方に快適なインターネット環境を利用していただくため、あらかじめ建物の設備やどのような選択肢があるのか確認しておく必要があります。
そこでこの記事では、インターネットの回線の種類と導入の流れについて簡単にご紹介していきます。
□インターネットの回線の種類について
マンション向けのインターネット設備には、光回線-LANケーブル型・光回線各戸専用型・同軸ケーブル型・共用部にWi-Fiアンテナ設置型の4種類があります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
・「光回線-LANケーブル型」
収容箱まで光回線を引き込み、1回線のアパート・マンション全体で共有するタイプです。光ファイバーは、各部屋までは引き込まれていない状態のため、工事を行う必要があり、開通までに一定の期間が必要です。部屋に光コンセントが既に設置されている場合は、工事不要となる場合もあります。
・「光回線各戸専用型」
各部屋まで光回線を引き込み、各部屋で独占(専有)します。他ユーザーの影響を受けないため、入居者は高品質で安定したインターネット環境が実現します。
通常工事を行う必要があるため、開通までに一定の期間が必要ですが、部屋に光コンセントが既に設置されている場合は、工事不要となる場合もあります。
光ファイバーケーブルだけを使用しているのは「光配線方式」になります。
・「同軸ケーブル型(テレビ線)」
テレビ用の同軸ケーブルを使用し、インターネットに接続する方法です。主に、ケーブルテレビ局がインターネットサービスを提供する際に利用されており、多重構造を取ることで、外部の電磁波の影響を受けにくいとされています。
・「共用部にWi-Fiアンテナ設置型」
電波が通りやすい壁面に無線ルーターを設置、部屋内でWi-Fiを利用します。
比較的に安価で導入できますが、各部屋の構造や壁の材質などにより、 電波状況が変わるのが特徴です。
□マンションにインターネットを導入する流れ
次に実際にマンションにインターネットを導入する流れについてご紹介していきます。
1、賃貸向けインターネット無料サービスの会社に問い合わせる
まずは賃貸向けインターネット無料サービスを提供している業者に問い合わせするなど比較検討をします。
インターネット使用料を大家さんが負担することにより、入居者は無料で利用することができるので、単身者向け物件やファミリー向け物件においてもインターネット無料は人気設備となっています。
2、仕組みとプラン内容についての説明を聞く
マンションの構造や戸数、所在地の把握と回線の種類や速度などを事前に調べ、物件にあったプランを作成します。
3、建物調査をしてもらう
インターネットを導入するためには、建物調査が必要となります。建物の構造や電波状況、回線エリアの有無などの調査が行われ、調査方法は「新築」か「既存物件」かで異なります。
4、見積書の検討と工事の打ち合わせ
建物調査のあとは、見積書を確認しながら、導入コスト、料金プラン、工事のスケジュールなどを検討し、あとは導入という流れになります。
□まとめ
マンション向けのインターネット設備からインターネットを導入する流れを解説しました。
快適なインターネット環境は、入居者や大家さんにとってもメリットがあります。空室対策としても非常に効果的ですので、最適なインターネット環境を選ぶようにしてみてください。