近年、インターネットの通販を利用する方が増えてきており、以前よりも郵便物が大きくなり、不在で持ち帰ることが多くなっています。その中で大型の郵便物を受け取ることができるナスタの集合ポストD-ALL(ディーオール)は、次世代の郵便ポストとして注目されています。そこで今回は、集合ポストD-ALL(ディーオール)の仕組みや分類などについて解説します。
□集合ポストD-ALL(ディーオール)とは?
D-ALL(ディオール)の集合ポストは、グッドデザイン賞を受賞している製品です。
大型の郵便物を受け取ることができる独自のフラップ構造「ナスタガード」が採用されています。
本体は、樹脂製で生産性向上と軽量化、歪みを無くすことが実現されています。
片手で郵便物が取れるトルクヒンジを採用されているので、急に扉が閉まるのを防ぐことができます。
防滴仕様はスノコ付きで、郵便物が濡れにくいといった特徴もあります。
新型D-ALLシリーズでは、大型サイズの郵便物が入るサイズが豊富で盗難配慮機構や静音対策機構が設けられています。
大きな郵便物が入ることで、これまで課題とされていた再配達の不便さを軽減することになります。
業界規格の「W360・W280」を維持し投入口の最大化により、効果を発揮しています。
□集合ポストD-ALL(ディーオール)の分類について
*「前入れ前出し」と「前入れ後出し」
集合ポストD-ALLの分類については「前入れ前出し」か「前入れ後出し」かの選択が1つのポイントです。
投入口と同じ側から取り出すタイプは「前入れ前出し」となります。
投入口の反対側から取り出すタイプは「前入れ後出し」となります。
*「屋内タイプ」と「防滴タイプ」
雨風が当たらない場所で使用する場合は「屋内タイプ」となります。
雨風が当たる場所で使用する場合は「防滴タイプ」となります。
設置可能な場所を確認してから選択する必要があります。
*扉の開け方について
「横開き」か「上開き」か、または「2戸用」か「3戸用」を検討します。
なお、1戸用はなく、分割することもできません。
設置場所や数、使い勝手などをよく検討しましょう。
*錠のタイプについて
以下の5つの錠タイプに分けられています。
・ツマミと文字が大きいスタンダードタイプの「静音大型ダイヤル錠」
・入居者が入れ替わる際に開錠番号を変更できる「可変ダイヤル錠」
・数字を押して施錠・開錠するタイプの「可変プッシュボタン錠」
・南京錠で施錠可能なタイプの「静音ラッチ錠」
・円筒状の本体に鍵を差し込むタイプの「シリンダー錠」
□まとめ
ここでは、集合ポストD-ALL(ディーオール)の仕組みや分類について解説しました。大型サイズの郵便物が入る次世代の集合ポストで、これまでの再配達の不便さを解決する製品です。樹脂製で軽量化、郵便物が濡れにくいといったさまざまなメリットがあるのも特徴です。前述した通り、複数の種類があるので物件に合ったタイプをじっくり検討してみましょう。