「空室対策よりも、現在の入居者にご満足いただき、長期入居していただくための対策を考えてください。」
「大家さんの収入は不動産が生み出しているのではありません。入居者の財布から出ているのです。」
J-REC理事の西山雄一さんは、いつもこの言葉を心に刻んで、大家業に当たっているそうです。
そこで今回は長期入居の施策(テナントリテンション)について、一緒に考えてみましょう。
会員さんの中でTさんという方がおります。
この方のテナントリテンションは、ハード面では無くソフト面です。
どうしているかというと、確か 2 年目位からだと思いますが、入居年数に応じた商品券をお渡ししていました。
2 年目だと5,000円。
3 年目だと6,000円。
4 年目だと7,000円という感じです。
単身世帯の方は、とても喜ぶかもしれませんね。
私も、自分の物件に 15 年もご入居していただいている入居者さんがいます。
ファミリー物件では、長期入居後に退去されると多大なリフォーム費用がかかります。
また入れ替わる度に、広告料もかなりかかります。
そう考えますと、テナントリテンションで、入居者さんに少しでも長くお住いになって頂く事が、何よりも重要だと感じます。
私が実施予定で、長期入居者様へのプレゼント企画を考えました。
入居 15 年の方には、TVインターフォン・シャワートイレ・ガスレンジ・洗面化粧台交換を提供しようと思っています。
入居 9 年の方にはTVインターフォン・シャワートイレをプレゼントしようと計画しています。
今回、先ずは長期入居の方に対して、対策するわけですが、他の方に対しては入居年数で以下のことを検討しています。
入居 5 年で、プロのお部屋清掃かシャワートイレの選択制 。
入居 8 年で、ニトリのギフトカード1万円進呈。
入居 10 年で、カーテンを新調できる金額のギフトカード。
以降 1 年ごとに、1 万円のギフトカードや、クロス 1 部屋分の張替え等を提案。
こんな事を考えています。
いま、管理会社さんに提案する内容を検討していますが、私が考えるテナントリテンションはこんな感じです。
皆さんでしたら、どんな事を考えますか?