マーケティングの4Pをおさらいしましょう。
4Pには以下の4つがありました。
Place(プレイス)立地、場所
Price(プライス)価格、家賃
Product(プロダクト)物件、商品
Promotion(プロモーション)広告
その、プロダクト(物件・商品力)にはハードの部分と、 ソフトの部分の両面で語ることができます。
今回は、ソフト面のお話をしてみたいと思います。
商品(物件) のソフト面とはなんでしょうか? ?
少し考えてみて下さい。
賃貸業のソフト面ですよ~
4P というお話をしてきましたが、実はサービス業にはこの他に3P と言われるものがあります。
マーケティング活動において、これらを合わせて7P といったりするのです。
賃貸業は「サービス業」ですから、ソフトの部分は実はこの3P を当てはめると大変わかり易いのです。
では残りのサービス業の3P と言われるものは以下のものになります。
①人(要員)(Personnel:パーソナル)
②プロセス(業務プロセス)(Process:プロセス)
③物的証拠(Physical Evidence:フィジカルエビデンス)
(フィリップ・コトラー「マーケティング・マインドの追究」)
●人(要員)(Personnel)
サービスを提供する人には、高度な知識や技能に加えて、態度や規律の質が問われます。
したがって、関係人を対象とする「インターナル・マーケティング」、
すなわち会社は関係人(社員等) にマーケティングしなければならないのです。
●プロセス(業務プロセス)(Process)
サービスを提供する最善のプロセスを発見しなければなりません。
ここでは、顧客とサービスの提供者である関係人が対話することが重要となります。
このような対話を通じて、顧客は「サービスの生産」に、提供者は「サービスの消費」に参加することになり、こうして最善のプロセスが見出されていくのです。
●物的証拠(Physical Evidence)
サービスとは手に取って触ったり目で見たりできないものです。
ですから、具体的に「何を提供した」というエビデンスが必要です。
つまり、具体的な証拠が必要なわけです。
例えば、保険に入ると、加入した保険の内容や、金額、保険の範囲等を記載した保険証書が届きます。
エビデンスとは、そういった証拠を示すこ となのです。