１５．アパ・マン経営におけるガス会社との上手なお付き合い

賃貸経営の強力な味方になってくれるのは、プロパンガス業者ですプロパンガス業者です。。

味方になるというと

「原田さん、それって設備貸与で、無償でボイラーやストーブを付けてもらえるんでしょ！」

って思いますよね（笑）

まあ、単純に言えばそうなんですが、実はその無償設備貸与は、気をつけないといけません。

業者の中には、無償で何でもやって、設備貸与契約を締結しますが、その設備機器の価格が、際立って高かったりして、後々問題になることもしばしばです。

またガス料金が異常に高く、入居者の見えない不満になり、長期入居の妨げになる事もあります。

実際にあった話しです。
競売で購入した物件をオーナーが見に行くと、早速入居者さんが出てきて、ガス料金が高いことを訴えられました。

調べてみると、相場よりも、とても高いことが判明したことがあります。

しかもその業者は、ブラック業者で、切り替えると言うと、嫌がらせで、なんと給湯器やストーブを外して持っていったリする等、かなり悪質な業者でした。

その時には、弁護士さんに間に入って頂き解決しましたが、入居者もオーナーも食い物にするこのような業者も実はいるのです。

今は、インターネットでなんでもわかってしまう時代です。

北海道経済産業局の家庭用ガス料金一覧表や消費者協会の価格調査というものもあります。
そういったものを見て、入居者さんが不満に思う事も少なくは無いのです。

ＬＰガス販売業者は、アパートの入居が埋まりガスを使って頂く事で初めて収益になります。

アパートオーナーも入居者がいて初めて収益となります。

と言うことは、両者の利益は同じ方向なのです。

ですから、何でもタダにして、私達にわからないところで回収する会社よりも、オーナーのメリッリとデメリットを説明して提案してくれるガス販売事業者さんが一番の味方になってくれるのです。

私の購入したある物件は、灯油給湯ボイラーが付いていました。

昔の灯油料金が安かった時には、非常に人気設備でしたが、現在ではたいしたアピールポイントにはなりません。

しかも、一番の問題は、 オーナーの設備なので、故障したりすると、まともに修理費がかかります。

そこでガス販売業者さんを切り替えて、入居者さんが入れ替わるタイミングで、ＬＰＧ給湯器に交換して頂いたりしました。

もちろん料金は、以前のガス販売事業者の価格よりも下げて頂きました。

ガス販売事業者も利益の出ない物件には投資してくれません。

ですから、あなたが上手くガス販売事業者と付き合うには、 満室にできる物件であり、オーナーであると言う事がとても大切なのです。

彼らも相手を見ています。

「何でもタダでやれ」 というオーナーは嫌われます。

ここはお金出しますと言う心構えはとても大切です。

札幌管内でＬＰガス販売会社は２００社以上はあります。

こんなにガス販売会社は多いのです。

しかし全部の会社が私達大家さんの見方になってくれるとは限りません。

よい業者さんと付き合うには、やはり大家さん同士で評判の良い会社。

これにつきます！！

そして、上手に付き合うことで、オーナーも入居者もガス会社もいいと言う 三方よしの経営が出来るのです。